脳神経解剖学は、体の方の解剖実習が始まる前くらい(おそらくけっこう低学年)で始まる教科で、平たく言えば脳の解剖を行う授業および実習です。
突如として細かいわけのわからない単語が出てきまくります。
なんの予備知識もないまま、「孤束核」とか「大脳基底核」とか突然言われ始めて戸惑う教科でもありました・・。
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他の教科と結び付いてることが多い
基礎でいえば、生理学とよくリンクすることが多いです。臨床でいえば、神経科学や、脳神経外科、あと整形など多くの教科で、脳神経解剖で習ったことがちょこちょこ出てきます。
正直、脳神経解剖をしているときは、本当に意味不明すぎて、けっこう単なる暗記になってしまったように思います。
かなり初期にある教科なので、それはそれで仕方ないのかなあと思っていますが、のちに習う教科で言葉が出てきたときに、ああ脳神経解剖でやったやつかーと思えることが大切なのかなと感じています。
いや、本当はしっかりと生理くらいまで頭でリンクできたらいいのですが、ちょっと私には無理でした。
使った教科書は2つ
ハインズ神経解剖学アトラス
これは脳の解剖の時、テストの時に使えました。
写真が豊富なためわかりやすかったです。どうしても絵だと、脳解剖はわかりにくいなあと思う部分がありまして・・。また、テストが画像からの出題だったので、これを選びました。
先生いわく、この教科書は臨床にでても使えることがある、とおっしゃっていました。ただ、今のところ使う機会はないです。
臨床の授業の脳神経科のテスト対策にも少しですが利用しました。
ちなみにこれは脳神経外科希望の先輩にもいいよっておススメされたことも私の背中押してくれました。
脳単
ほとんどの学生が持っていましたね。
テスト前はみんなこれと格闘してました。
これはわかりやすいし、覚えるのためには本当にもってこいです。
例のごとく、ラテン語または英語表記も覚える必要があったので、重宝しました。
わかりやすいなーと思った絵も多かったです。視床のところや海馬のところはなかなか構造がいまいちわからん、と思っていたのですが、簡単な絵で描いてあるので助かりました。
でも私はどうやら脳の中心部分の構造がいまいちわからないようで、生理学でもおススメしたこの教科書↓もたまにパラパラと見ていました。
やっぱこれは優秀な教科書だわ・・。
ん?今、この教科書を調べて知ったのだけど、同じ値段で電子書籍ついてくるの?!まじで?2017/1月から電子書籍ついてくるやん!!まじで!
もっと前につけてよおお。。。絶対そっちかうよお。
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テスト結果
脳神経解剖学は熱心にやったことが直接の点数につながる感じがあり(これは先生が親切だったのもある)、テストはできたとは全く感じませんでしたが、97点でした。