再受験界隈でもはや知らない人はいないのではないかと思われる方なんですけど、じげんさんの1年以上昔の記事をいまさら知って読んで泣けてきたっていう話です。
ていうか、私新しいipadpro買って、キーボードも純正のをつけちゃって、とにかく使いたいからブログ書いてるという話もありますが・・。
普通に入学しようが、遠回りしようが、医学部というのは長いというのもあるし、まるで高校生のようなカリキュラムの縛り方なので、どんな人でも思うところはあると思います。
国立大学の医学部に至っては一般入試で入るのも大変だし、さらに入ってからもなんかたいへんって思うとなるとなんだこれ、的なところはあります。
いろいろと心に傷を負ったり、ストレス耐性が低いと、本当にしんどくなる。
医学を学びつつ、はあそうか、ストレス耐性ってこんなにいろいろ関わってくるのねと思いながら、しかしびっくりするほど医学生っていうのはおそらくストレス耐性があるひとたちが集まっている。
高学年になればわかるかもしれないけど、メックのこうしろー先生が、医学生ってめっちゃステロイドホルモン値高いと思うんですよ、ほんとに。って言ってて、いやほんとそうなんだろうと思い始めてます。
(↑ステロイドホルモンは耐ストレスホルモンと考えられてるから。って意味ね)
だからこそ、心が折れそうな時ってほんとしんどい環境になってしまう。
心が弱い人に対して正直非常にきつくあたりがちな環境になりがちなのが医学部。みんな必死やからな。
あとは、そうだね、休まれると困るようなグループワークとか実習とかが多くて、休むとキレる人とかもいたりするのもますます心が弱い人にはつらい状況を作り出しがち。
私は基本的に前向きで、年齢的にも家族だとか医学部以外のコミュニティの方に相当重きをおいてきて、同級生的には人生の歩き方そのものが「おかしい人認定」を受けているので、あまり気にせず生きてこられたのは幸いだったのだろう。
でもそれでも苦しんでいる同級生を助けることはなかなか難しいのである。自身の状況が普通に比べて忙しすぎという問題点はあるものの、どう助けたらいいのかすらわからなかった。それくらいテストはひっ迫して次々と現れるし、みんなそれぞれに必死なのがこの学部なんだなと思った。
じゃあ今これから医学部にいる人たちに何が言えるか、自分としては何をしておけばよかったかということに関してであるが、私の場合、数少ない女子の同級生たちが非常に親切だったことも相当幸いしたのだと思う。卒業式の日に一人一人女子には花束を贈呈したいくらい同級生女子には感謝している。
あと、こんな年齢でかつ子持ちの医学生を気にかけてくれて、出産時には病室までお祝いを持ってきてくれた、某科の教授。若い教授であり、たまたま出身地が同じということもあるだろうが、国家試験の前にもメールをくれて、恐縮しきりだった。
出会う人やコミュニティとか、こればっかりはもはや運しかない。っていうか、人生って半分以上は運だと思ってるからな。
自分でできることってそんなにない。医学部以外のコミュニティを充実させること、医療界の中でも自分のことを理解してくれる先輩を作ることはかなり大切だと思う。
話しはそれてしまったけど、じげんさんの記事をよんで、「いつかは立ちあがれる」ということを知っているか知っていないかというのは、本当に重要なことで、
そう、今は低迷していても、いつかは立ち上がれるのです。
似たような言葉で私が大切にしている言葉は「抜けないトンネルはない」。
まあ、がんばらなくってもいつかは、ぱっとひらけるはず。もう私は医学生にいくつものわらじをはきながら十分走りきった。疲れた。ただただ、疲れた。それだけです。