こんばんは。ぶん子です。
今年もRSウイルスが流行っているので戦々恐々としています。というのも、昨年子どもがRSウイルスに感染して入院してしまったのです。
保育園に預けている宿命でもありますが、どうしても保育園では色んな病気をもらってきてしまいます。のちのち保育園関係の話題を書こうと思っていますが、ぶん子は学校にどうしても行きたかったため、子どもを2か月半くらいから保育園に預けていました。
はじめの症状
乾いたような咳を小さい体で「コン・・コン・・・」としているな、と思っていました。初めての子どもだったので無知だった私がよくなかったですが、そもそも新生児で3か月未満で、「あれ?風邪ひいた?」みたいな症状はでないようです。(母親から抗体をもらって生まれてきてますから・・)
でも、明らかになんか咳をしていました。そして、咳が始まって一週間くらいして、昼に保育園から電話がかかってきました。
「微熱があるんですが・・37.5度くらいです」とのことでした。かなり月齢が小さかったので、小さいことでも連絡してもらうことにしていました。
熱が出始めたころから、夜の咳がすごいことになり始めて、明らかにこれは変だなと思い始めました。
病院にいきました
とりあえず、近くの小児科へ行きました。診断は「上気道炎」とのことで、抗生物質を出されました。
しかし、その日の夜から、咳でミルクを吐く、咳で横になって寝れない、などの症状が出始めました。あまりに咳をするので、私と旦那は一睡もせず、ずっと交代でだっこしてました。
おかしい!と思って、次の朝にすぐ保育園に電話しました。何か病気が流行ってないか聞くためです。(*1)
そこで言われたのが「マイコプラズマが一人出ています。」とのこと。こどもは普通の状態ではないのは明らかだったので、小児科に「マイコプラズマの可能性ありますか?」と電話しました。しかし、「マイコの胸の音とは違うと思う」との返答。(*2)
そして、夕方やっぱり、咳がすごすぎるし、ミルクは吐くし、どう考えても普通じゃない、と思い、もう一度同じ小児科を受診しました。そして、ふと、TVで「RSウイルスが流行っている」と言っていたのを思い出し、「RSウイルスではないですか?」と聞いてみました。先生は「RSVの胸の音とは違うと思うけど、一応検査キットで検査しておきます」ということで、検査しました。
そしたら、
がっつり陽性
さすがに「おい!!!」って思いました。
薬は変更になり、「様子を見てください。」ということになりましたが・・・・(*3)
結局夜間の救急に駆け込むことに
夜中に完全にミルクを飲めなくなり、熱が40度。やばいですよ、3か月未満でこれは。本当にやばいと思いました。ミルクを吐くから、体重も落ちていました。
そして近くの小児科が有名なでかい病院にいったら、即入院になりました。
幸い、呼吸器をつけるほどの重症ではありませんでした。しかし、RSウイルスによる細気管支炎が起きている場合は呼吸器をつけることもあるようです。
入院は5日で、途中からはとても元気になりました。しかし入院は本当に焦りましたし、本当に大変でした・・・。
なんで入院まですることになるのか?
RSウイルスはかぜ症候群を引き起こすウイルスで、年長児以降に感染しても単なる上気道炎で終わることが多いのですが、6か月以下の場合には急性細気管支炎を引き起こし、呼吸困難を引き起こすことが多く危ないと考えられています。
また、咳により哺乳ができない=栄養がとれない、という危険もあります。この2点が入院になる理由のようです。
保育園にいくと、大きい子たちが軽い風邪をひいてきますし、それがうつってしまうのです。
今年もRSVが猛威をふるっているようなので、小さい乳児のいるご家庭は、お気を付けください。両親も風邪にきをつけないと、両親の風邪の原因がRSVなら、うつす可能性がありますよ!
*印の補足
(*1)保育園で流行っている病気を確認しておくことはけっこう重要です。医師も症状だけで病気を鑑別しているというわけではなく、周りの状況も含めて病気の判断をしていることがよくあります。流行っている病気を伝えることは、子どもの病気を判別する上でとても重要な情報となることが多いです。
(*2)この部分は私もまだ勉強不足なところがありわかりません。しかし、マイコプラズマは聴診に乏しいといわれています。
(*3)RSウイルスが6か月以下の乳児に対して重篤な症状を引き起こすことは、小児科医であれば知っておくべき事項だと思っています。先生が、なぜ「哺乳ができなかったり、チアノーゼの様子があったらすぐに救急に行ってください」と言ってくれなかったのかがいまだに謎です。この点に関しては私はいまだに怒っていますよ。。。