めでたく合格された方のために、合格後にやっておけばよいのではないかと思うことの一つ、単位認定についてまとめてみました。
というのも、私が入学したあと、再受験の人ばかりで集まる機会がありまして、その時にいつかまとめて下の人に教えてあげればなあという話をしたきり、まとめてないなあとずっと思っていたので(えらい前の話になりつつありますが・・)、一読しておいても損はないと思うことについてまとめてみます。
再受験生は一般教養科目について単位認定があります
おそらく多くの大学で一般教養科目については単位認定されます。とくに語学系、社会科学系、自然科学系などそれぞれの単位を前の大学で取得されていると思いますので、その単位はぜひとも生かしましょう。1年~2年にかけてかなりのアキコマができると思いますので、非常に楽になります。
ただし、専門科目については同じ科目名であっても、医学部医学科についての単位しか認められないと思いますので、一般教養科目しか基本的には免除になりません。
たとえば、医学部医学科の基礎系科目に生化学や薬理学や病理学があります。理系学部出身の人であれば同じ科目名のものを専門科目として前大学で取得されていると思いますが、それは認定されないことがほとんどです。
ただし、私の大学においては、一般教養科目の単位認定のために、前大学の専門科目の単位を流用することは可能でした。つまり、前大学の専門科目である生化学を、一般教養科目の自然科学系の単位として使うということです。
これについては大学の規定がありますので、自分の大学の資料をしっかりと読むようにしてください。
単位認定には認定してくれる期間が決まっています
私の大学では、一番初めに医学科全員で集まった際に、「前大学での単位認定希望者の方は、オリエンテーションの最後に集まってください」とのアナウンスがあり、自分のもっているどの単位を、何の科目の一般教養として認定してほしいかを書き込む表が印刷された紙と、それに対する注意事項が書かれた紙が配られました。
ちなみに、そこに集まった人は全員再受験生なので、顔をチェックしておきましょう。後で大いに役に立つでしょう。
ここで非常に注意せねばならないことですが、大学によっては、自分の当時通っていた時の授業のシラバスのコピーとともに提出しなければならないことがあります。しかも期限がめちゃくちゃみじかかったように思います。たしか、1週間くらいしかなかったと思います。
当時の大学のシラバスなど当然残していないので、前の大学に電話してシラバスが大学に残っているかを確認後、当時の大学に直接コピーしにいかねばなりません。
これは実は相当な労力です。
私がしておいてよかったと思ったのは、合格発表後すぐに大学医学科教務に電話をし、「前大学を既卒で、一般教養科目の単位認定のために必要なものはありますか?シラバスのコピーなどは必要となりますか?」と電話にて聞いていました。
そこで、大学のシラバスのコピーが必要だということがわかったので、合格発表後すぐに大学に出向いて成績を打ち出し(これは郵送でもしてくれる大学が多い)、科目を確認して、すべての取得科目のシラバスをコピーしておきました。
これを知らなかった再受験生はかなり困っていました。
どの単位が認定されるかは会議で決まるので、提出資料には書けるだけ書くようにする
認定される単位には上限があるため、すべてが認定されるわけではありません。しかし、シラバスの内容をみて単位認定が出るため、自分は取得単位で、この科目は認定されると思っていても、されないことも往々にしてあり得ます。
ですので、自分の持っている単位の全てを、一般教養科目に割り振って認定のための資料に書くようにするとよいと思われます。
大学によってかなり違うとは思いますが、とにかく合格したら、
自分の大学に電話して自分で何が必要か調べる!!これ、重要です。