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生化学:医学生で自分が使った教科書と勉強法を紹介

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生化学は低学年でテストとしてはけっこうなボリュームを占めてくる教科の一つ。

しかもがっつり化学ではないけど、医学部の授業の中ではかなり化学の香りを感じる教科で、意外と嫌がる人が多いようです。

同級生も、なんなんコレ・・全然楽しくない・・とぼやいていました。

今回はこれがよかったよ!といった紹介があまりできず・・

すみません。

再受験の方だとよくあると思うのですが、この教科に関しては前の学部で既習だったため、授業のレジュメだけでかなりの部分を乗り切りました。

既習だと、覚えるべきところと覚えなくていいところがうっすらわかった状態で授業に入るので、よくわからなかったところだけを教科書で調べて、過去問を解くためには基本的には膨大な量のレジュメから回答の該当箇所を調べていました。

また、多くの方が持っているであろう教科書でけっこう乗り切れると思います。

2016/10/5追記→生化学の教科書や勉強法を紹介するはずが、ちょっとお粗末になってしまったので、追記しました。追記分はテスト結果の下に書きました。

エッセンシャル細胞生物学

これはどの大学でも基礎科目で買わされることが多いですね。これの上位版のcellがありますが、相当分厚いし、どちらかというとcellは自然科学系の学部の人が使う教科書ではないかなあと思うので、こちらの基礎版で十分ではないかと。

シンプル生化学

基本的なことは載っていました。薄いのでこちらの方が使いやすいかもしれません。

とりあえず量も授業数も多い

いかんせん、この教科(生化学)は量が多いので、しんどい教科だと思います。

生化学の先生がどう思っているかわからないけれど、そこまで真剣に細かい酵素(TCA回路の途中とかの)を覚える必要性はあまりないと思うし、化学式も出てきたとしてもそんなに本気で覚えることもないのでは。

どちらかというと、生化学の実験で使われるような内容の原理(電気泳動とかELISAとかFISHとか・・いろいろ)をなんとなく理解していると、臨床科目でけっこうお目にかかることが多いと思う。

そして一般的な簡易検査がどれだけ簡易にうまいことつくられているかを実感できる気がする。

確かに酵素の名前もちょこちょこ出てくるけど・・。個人的にだけど、重要度としては後者の方が高いと思う。

完全に私の個人的見解ですけど、基礎研究に行く人にとっては重要な教科だと思っているけど、それ以外の人には、こういう風に生命科学の研究がなされていて、こういう風に実臨床に役に立っているのか!!と実感することが重要なのではないかと思っています。

そういう風に感じることは、臨床に出た時に、研究の大切さを実感することにつながると私は思っております。

臨床って研究がないと進まないものだしなあ。(もちろん臨床がないと研究の足掛かりがないから、両者はひっつきもっつきでサイクルをなしているわけだけども。)

生化学の教科書の紹介のはずがなんでこんな話になっているのか・・。

私は研究が向いてないと感じたし他にも色んな理由で退職してしまったけど、やっぱりものすごく大事なことだと、これは心の底から思っているので、どうしても熱くなってしまう。

確かに、嫌いな人も多い教科だと思うけど、同級生が、「こんなん勉強しても臨床いってなんの役にも立たへんわ、遺伝子の塩基のATGCの何が重要なん?薬がどうくっついてるとかいうことの何が重要なん?」というような発言をしていて、心底悲しくなってしまったからこんなに暑苦しく書いているんだろうな。。

私はそんなに長く生きているわけではないけれど、大学院の時の担当教官の言ってくれた言葉をすごく大切に思っています。

「人生で役に立たないことはない、だからなんでも経験しとけ!覚えとけよ、○○!←私のあだ名」

これはすごく実感しています。ほんとに。あー先生会いたいっす。

ましてや、医学の範疇である勉強なので、役に立たないことはきっとなくて・・。そして、臨床で治療するっていうのは、超長い歴史をかけて人間が作り出した生命科学の結晶を使っているということだと私は思っておりまして。

「そういった研究があってこそ、医師はその薬を使うことができるんだよおおおおおーーー!」と、同級生に叫びたくなりましたが、もはやそうなると怪しい人でしかないのでやめておきました。

なのでブログで何年か前のこの気持ちを吐露するに至りました。

全然関係ない話になりましたが、毛嫌いせずそこそこ楽しんでください、と言いたかっただけです。

あまり教科書を紹介できず申し訳ないです。

テスト結果

ちょっとうろ覚えですが確か86点だったと記憶しています。実習も同じ点数だったと。。

(→成績確認してみたら88点でした。)

前の大学時代にやっていた勉強など

よく考えたら自分が昔やったことについて書いておけばよかったなあと思ったので追記しました。

ハーパーとかの分厚い教科書を読んでもいいのかもしれませんが、さすがに全貌が見えない段階で読むのには向いていないと思ったので、大学で勧められたかんたん系生化学の教科書を購入してそれを読んで勉強しました。

はじめの一歩のイラスト生化学・分子生物学―生物学を学んでいない人でもわかる目で見る教科書

どういう分野が扱われているかを知るのにはとてもいいし、生化学の教科書はこういったわかりやすい教科書が多めな教科だと思います。

これは、この記事を公開したあとに、医学生のフォロワーさんにこれがよかったですよ!と教えて頂いた教科書です。

全くこの教科を勉強したことがない場合は確かに全貌を知ることが重要だと思うので、こういった教科書は重宝しますね。

私が昔使っていた教科書はどうやら改訂版が出されていないようなので、こちらをおススメしておきます。

 

 

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